SORAE

IRIAMガチャの収支を管理する方法

原価設定・収支試算・損益実績の使い方

このページでは、SORAEの収支管理機能の使い方を解説します。原価の設定、収支試算、確率調整、配信後の損益実績まで、ガチャの収支を見える化するための機能をまとめて紹介します。

ガチャの基本操作(企画作成・景品追加・抽選・配布)は「IRIAMでガチャを作る方法」で解説しています。はじめての方はそちらから読むのがおすすめです。

なお、収支管理はオプション機能です。原価を入力しなくても、これまで通りガチャを楽しめます。気になる方だけ、上から順に読み進めてください。

1. 景品の詳細設定

景品編集の画面には、「原価」「種別」「上限数警告」の3つの項目があります。

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景品をタップして景品編集の画面を開きます。🔽を開くと「原価」「種別」の項目が表示されます。
景品編集モーダル全体(原価・種別・上限数警告が見えるスクロール位置)
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「原価」には景品1個あたりの金額を入力します。「種別」「デジタルグッズ」「リアルグッズ」のどちらかを選びます。
種別によって費用の扱いが変わります。
デジタルグッズは制作時に1回だけ費用が発生し、配布数が増えても費用は増えません。 リアルグッズは当選1個ごとに費用が発生し、配布数に比例して費用が増えます。
原価入力欄と種別ラジオボタンのアップ
Note リアルグッズの原価には、本体の代金に送料・梱包料を加えた金額を入力してください。含めないと試算と実費でズレが発生してしまいます。
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「上限数警告」を設定すると当選数がその数に達したときに、抽選画面とまとめ画面に警告が表示されます。 ただし抽選そのものは止まりません
(詳しくはコラム「上限数警告の活用」で解説します)。
上限数警告フィールドとヘルプツールチップ

2. 収支試算で事前にシミュレーションする

景品の確率と原価を設定すると、収支試算で「目標応援Ptに到達したときに、赤字になるか黒字になるか」を確認できます。

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設定画面>景品一覧の上にある(収支試算)アイコンをタップして収支試算の画面を開きます。
景品一覧ヘッダーの収支試算アイコン位置
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上から順に入力・確認していきます。
企画設定:ギフトPt/回・応援Pt換算率・ダイヤ換金率を入力します。応援Pt換算率・ダイヤ換金率は体感値で構いません。
目標:目標応援Pt(または目標ギフトPt)を入力すると、そのPt獲得に必要な必要抽選数が計算されます。
収支詳細:必要抽選数を回したときのダイヤ換金額・原価合計・予定収支・赤字確率予想が表示されます。
収支の目安:グラフで収支予想を表示します。ガチャ運による揺れ幅は帯で示されます(読み方は次のコラム参照)。
出現確率:必要抽選数の中で、各景品が0個・1個・2個・3個以上出る確率がそれぞれ表示されます。在庫が限られた景品の想定数をここでチェックできます。
収支試算ダイアログ全体(企画設定・目標・収支詳細・収支の目安グラフ・出現確率表)
💡 コラム:収支の目安グラフの読み方
収支の目安グラフのアップ(CI下限・予定収支マーカー・CI上限)

このグラフは、ガチャの収支が運によってどのくらい揺れるかを示したものです。

  • 中央の点が予定収支(揺れ幅の中心)
  • 左右の帯が運による揺れ幅
  • 帯の左端が運が悪い側の最悪値です

帯が広いほど結果の揺れ幅が大きい狭いほど揺れ幅は少なく安定となります。リアルグッズの割合が多いほど揺れは大きくなり、デジタルグッズのみの場合は点(揺れなし)になります。

3. 確率調整で配分を整える

景品ごとの確率を目で見ながら調整できます。確率の合計を100%にそろえつつ、収支バランスを調整します。原価を元に確率を設定する自動配分機能もあります。

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設定画面>景品一覧の上にある(確率調整)アイコンをタップして確率調整の画面を開きます。
景品一覧ヘッダーの◎アイコン位置
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確率入力欄またはスライダーで確率を設定します。グラフ・収支の目安もリアルタイムに表示されます。
確率調整シート全体(景品リストとスライダー)
Note スマホでスライダーを動かすときは、タップから一息おいて動かしてください(スクロール誤作動防止のため感度を下げてあります)。
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「全体の確率はざっくり設定したので合計を100%に調整して欲しい」という時は、画面上部の「100%に合わせる」ボタンで自動調整できます。
確認のダイアログが出るので、内容を確認して「調整する」をタップしてください。
確率合計が100%でない状態の合計サマリ行(100%に合わせる・自動配分ボタン)
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景品名の横に🔓(鍵が開いた)アイコンがあります。タップして🔒(鍵が閉じた)状態になり、景品の確率をロックできます。
ロック中の景品は、「100%に合わせる」「自動配分」で確率が変わりません。「★5の景品だけは0.3%で固定したい」「はずれの確率は60%で固定したい」など、特定の景品の確率を固定したいときに使います。
ロック有り・ロック無しの景品が混在した行のアップ
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「自動配分」ボタンを押すと、原価の高いものほど低い確率+全体が100%になるように自動割り振りを行ないます。デジタルグッズは原価のみで割り振り、リアルグッズは採算ラインを考慮しながら割り振りを行ないます。
実行前にダイアログが出るので、内容を確認して「調整する」を押してください。なお、収支試算の入力をしていないと、警告が表示され、この機能は使えません。
自動配分ボタン押下後のルール案内ダイアログ

4. コラム — 上限数警告の活用

💡 「数量限定」運用で在庫切れを防ぐ

「上限数警告」は、当選数が設定値に達すると抽選画面とまとめ画面に警告を表示する機能です。ただし抽選そのものは止まらないため、警告が出たあとも当選が出る可能性があります。

景品編集画面の上限数警告フィールド(設定状態)
抽選画面で上限数警告(WarnLimitAlert)が表示されている状態

リアルグッズの在庫数に限りがある場合は、振り替え景品(同等の他景品)を事前に決めておくと安心です。なお、特定の景品を抽選対象から外したい場合でも、確率を 0 にすると合計が 100% にならず抽選できなくなるためご注意ください(合計を 100% に保ったまま運用してください)。

5. 配信収支を振り返る(損益実績)

まとめ画面から実際の損益を確認できます。事前に試算した予想と、実際の結果がどれくらい一致したかを振り返れます。

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まとめ画面の上部にある(損益実績)アイコンをタップして損益実績の画面を開きます。
まとめ画面サブヘッダーの損益実績アイコン位置
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画面は上から損益・まとめ・費用・目標達成度の順に並んでいます。
損益:今回の企画が黒字だったか赤字だったかが一番上に出ます。1回あたりの損益も併記されます。
まとめ:抽選数・ギフトPt・応援Pt・ダイヤ換金額です。
費用:実際に配布した景品の原価合計です。デジタルグッズは配布数に関わらず一括で計上されます。
目標達成度:目標応援Ptに対して何%達成したかがバーで表示されます。
損益実績ダイアログ全体(損益・まとめ・費用・目標達成度)
💡 コラム:CSV出力で記録を残す

損益実績の画面の右上には(CSV出力)アイコンがあります。タップすると、損益サマリーをCSVファイルとしてダウンロードできます。

損益実績ダイアログ右上のCSVアイコン位置

6. 設定例

実際の企画でどう組み合わせるかを3つの設定例で見ていきます。デジタルグッズだけの構成、混在の構成、リアルグッズだけの構成を紹介します。

6-1 役職ガチャ(デジタルグッズのみ)

想定シーン

最近定番になりつつある役職ガチャです。役職ごとにヘッダーやアイコンリングを配布します。デジタルグッズだけで構成すれば、当選数が増えても費用は変わりません

景品リスト

レア度 景品名 確率 原価 種別
★5 恋人 1.00% 500円 デジタル
★4 幼なじみ 3.00% 500円 デジタル
★3 マネージャー 5.00% 500円 デジタル
★1 犬(ペット) 8.00% 500円 デジタル
★1 猫(ペット) 8.00% 500円 デジタル
一般リスナー 75.00% 未設定 未設定
IRIAM役職ガチャの景品一覧画面(SORAE設定例・デジタルグッズのみ)

収支試算

収支試算ダイアログ(役職ガチャ・85回想定)

目標応援Pt 68,000、必要抽選数85回で試算すると、予定収支は+50円、赤字確率は0.0%収支の目安グラフは点となり揺れ幅はゼロです

損益実績

損益実績ダイアログ(役職ガチャ・85回回した結果)

実際に85回ガチャを回した結果、損益は+50円で試算とぴったり一致します。デジタルグッズ構成では、想定ガチャ回数に達したときの実績は試算と必ず一致します。費用が配布数で変わらない、つまりガチャが回れば回るほど黒字になります!

設定のポイント

  • ここで設定した原価500円は、自分で行った作業の時間を時給換算して景品に割り振った金額です。原価を0円にすると景品の並び替え基準が決まらないので、仮決めでもいいので設定してください
  • ここでは全景品が同じ原価なので、確率を変えても費用合計は変わりません
  • 「一般リスナー」は原価を設定せずにハズレとしています

6-2 混在ガチャ(デジタルグッズ+リアルグッズ)

想定シーン

リアルグッズとデジタルグッズを組み合わせた、定番のバランス型ガチャ構成です。

景品リスト

レア度 景品名 確率 原価 種別
★5 マグカップ 0.36% 2,000円 リアル
★4 アクスタ 0.72% 1,000円 リアル
★3 缶バッジ 2.06% 350円 リアル
★2 ヘッダー 20.00% 650円 デジタル
★1 アイコンリング 30.00% 400円 デジタル
はずれ 46.86% 未設定 未設定
IRIAM混在ガチャの景品一覧画面(SORAE設定例・デジタル+リアルグッズ)

確率に細かな数値が設定されていますが「自動配分」で割り振った結果です。デジタルグッズは確率を固定、リアルグッズとはずれの確率を調整して、プラス・マイナスゼロになるよう設定しています。

収支試算

収支試算ダイアログ(混在ガチャ・100回想定)

目標応援Pt 100,000、必要抽選数125回で試算すると、予定収支は0円、赤字確率は50.0%。その時の運によって上下の揺れ幅が発生します。目安グラフの色の濃い帯はこの揺れ幅を示しています。

損益実績

損益実績ダイアログ(混在ガチャ・125回回した結果)

実際に125回ガチャを回した結果、損益は -2,000円で赤字側に揺れました。

あたりが予想より多く出たため、リアルグッズ原価が2,701円から4,700円まで膨らみ、赤字になっています。

設定のポイント

  • 混在構成では費用が「固定費(デジタル)+当選数連動(リアル)」の二層構造になります
  • 試算と実績でズレるのはリアル原価の部分だけです
  • 赤字確率50%は勝率が1/2、理論的には繰り返すとプラス・マイナス0に収束していきます。一回ごとの結果は運次第!

6-3 リアグガチャ(リアルグッズのみ)

想定シーン

最近は見かけることが少なくなったリアグガチャです。リアルグッズのみで構成しています。

景品リスト

レア度 景品名 確率 原価 種別
★5 タペストリー 1.56% 2,400円 リアル
★4 マグカップ 2.08% 1,800円 リアル
★3 アクスタ 4.17% 900円 リアル
★2 アクキー 6.25% 600円 リアル
はずれ 85.94% 未設定 未設定
IRIAMリアグガチャの景品一覧画面(SORAE設定例・リアルグッズのみ)

確率は「自動配分」で割り振った結果です。リアルグッズとはずれの確率を調整してプラス・マイナスゼロになるよう設定しています。

収支試算

収支試算ダイアログ(リアグガチャ・50回想定)

ギフトPt/回 1,000pt、目標応援Pt 200,000、必要抽選数50回で試算すると、予定収支は+5円、赤字確率は49.9%目安グラフの帯は -6,053円から +6,062円まで大きく広がっています。リアルグッズだけで構成しているため、あたりの数がそのまま収支の揺れ幅になります。

損益実績

損益実績ダイアログ(リアグガチャ・50回回した結果)

実際に50回ガチャを回した結果、損益は-3,000円で、試算(+5円)から赤字側に揺れました。リアル原価が試算7,496円から実績10,500円に増えています。あたりが予想より多いと、その分だけ費用が増えるのがリアグ構成の特徴です。

設定のポイント

  • リアルグッズだけの構成では確率変動が費用変動に直結します
  • 上限数警告を使い「数量限定ガチャ」にしておくと安心です
⚠️ リアグガチャを実施する際の注意
  • リスナーさんのガチャ運がいいと、あたりの数が予想から大きく上振れすることがあります。つまり大赤字です!